ブルネッロの垂直テイスティングでジャーナリスト気分になった一行
翌日に向かった次なるワイナリーは「Col d’Orcia」
予定時間よりも少し早めに到着
指定された場所でそわそわしていると
遠くから一人の紳士がこちらに向かってきます
その風貌は何とも言えないオーラを発した人物
今まで見たミラノ人、トスカーナ人とは明らかに違う
挨拶をすると、どこかで聞き覚えのある名前
そう、この方はイタリアに残る貴族階級「伯爵」の地位で
このCol d’Orciaの当主
「フランチェスコ・マローネ・チンザノ伯爵」ではありませんか
通訳の方もびっくりした様子で
「この方のイタリア語はとにかく丁寧」
「日本の宮家の方が話されるような言葉使い」
参加者皆一応に一気に緊張された表情に
ゆっくりゆっくり進まれる伯爵の後を皆ぞろぞろと追って行くと
芳しい香りが、そこには大樽がズラ〜っと並んでいます
その中を縫うように進むとグラスが・・・そう、ここで行うのは伯爵自ら解説
「ブルネッロのバレル テイスティング!」
この先の熟成をイメージしながらのバレル テイスティング
未熟なのは当たり前だけど貴重な時間
しかも3ヴィンテージを60分ほどじっくり。いや〜凄い、凄すぎます
その後、敷地が一望できるダイニングへ移動
ワイナリーのレクチャーを60分
敷地540ha?東京ドーム115個分の広さ!?
あまりの広さに、すぐには把握できない
そこに60家族が一緒に働いているそうです
ぶどう栽培だけでなく、オリーヴや小麦、野菜の栽培
敷地内で狩りも行い、トリュフも採れるそう
その後、いよいよテイスティング8種類も
その特徴を伯爵の解説付きで質問タイムを含め40分ほど・・・なんと贅沢
そこで終わりと思いきやそのワインももっと飲みながらのランチ
もちろん伯爵も同席
メイン料理には伯爵が自ら仕留めた山羊がジビエ感満載
これがブルネッロに合わないわけがない
そして最後にはデザートワインにグラッパも
食事中もいろんな質問を皆様浴びせます
あっという間に60分ほど、お腹も心も満足満足
この後、皆で記念撮影、伯爵とはここでお別れ
感謝感激の時間を過ごせたのでした
この後、移動で最後の訪問先へ
こんなに飲んでこの後、大丈夫?
Grazie mille Marone Cinzano!
Grazie mille Col d’Orcia!